毛穴がキュゥッ!ナルシー版 担当:北松門左衛門

SDNとはSaturDay Nightの略です。北松門左衛門でございます。
Saturdayの綴りがわからず、調べた北松門左衛門でございます。
高校時代までは英語が得意科目だったのに、時というものは恐ろしいものです。
しかしアインシュタイン博士は「調べられることをいちいち覚える必要は無い」という名言を残しているようです。
世紀の大天才がこういう言葉を残していると、勝手に安心してしまいますね。
 
さてさて、年末なので僕が聴いたお気に入りのCDアルバムランキング!
かなり個人的好みに偏っています。
 
第5位
SADS / THE 7 DEADLY SINS
2004年頃から活動休止状態にあったSADSの復活作。
復活といっても、清春以外はメンバーチェンジされた別物バンドですが、分厚いグルーヴで激しくダークなサウンドを奏で、その上から清春のグラマラスなヴォーカルが乗るSADS以外の何物でもないサウンドに仕上がっています。
復活一発目にふさわしい勢いのある素晴らしい作品です。
 
第4位
WAGDUG FUTURISTIC UNITY / R.A.M
元MAD CAPSULE MARKETのヴォーカルKYONOのソロプロジェクト2作目です。
もともとは機械音メインのデジタルハードコア・プロジェクトでしたが、今作では生身の人間でバンドを構成し、MAD中期を髣髴とさせるハードコアミクスチャーロックに仕上がっています。
骨太なバンドアンサンブルとKYONOのシャウトが高速で繰り広げられるハードさですが、やはり生身の人間が奏でる音には、機械には出せないキャッチーさがあります。
サビでメロコア的に展開するKYONOのポップセンスが花ひらく曲もあり、一息で聴けてしまいます。

第3位
munimuni / MAGICAL MOONIE
2005年結成の3人組のフルとしては1作目です。
所謂V系に分類されるであろうバンドですが、ホントに褒め言葉としての気持ち悪さがプンプンなバンドです。
本気の音作りと高い演奏力に裏打ちされたどこまでも深く暗い音の渦に、確信犯的な「パペポポ」や「フッフー」など、ユーモアにあふれるタイトル・歌詞を乗せ、これまた確信犯的なヘロヘロヴォーカルでそれを歌い上げる。
まさにカオスティック!
聴く人を選びまくるでしょう。
 
第2位
BUCK-TICK / RAZZLE DAZZLE
もう大御所buck-tickの18枚目です。
アルバムごとに方向性がかわるバクチクですが、今作はバンドサウンドからは少し遠ざかり、エレクトロでダンサブルな作風です。
いい意味で落ち着きが無いというか、作風が若返っています。
チャラチャラした軽薄なシンセに80年代歌謡風メロディーを載せたり、ラテン風の曲を入れてみたり、ホラー風だったり、とポップでテンション高めです。
好き勝手やって今までにないような曲をやってるようでも、そのサウンドは確実にバクチクのものだと感じざるを得ない芯の強さはさすがです。
 
第1位
Creature Creature / INFERNO
元DEAD ENDのヴォーカルMORRIEのソロプロジェクトの2作目です。
MORRIEラルクHYDESADS清春ルナシーRYUICHIなどがこぞって憧れたという伝説のヴォーカリストですが、今作でもその存在感は圧倒的です。
プログレッシヴで難解な曲、不協和音が響き渡るハードな曲に意味難解な歌詞という、理解しがたい楽曲たちが並びますが、このひとが歌うと不思議と説得力があります。
伸びやかに、妖艶に、そして刺々しく次々と表情が変わる歌声に圧倒されっぱなしです。
お勧め曲は「Cluster」と「Black hole」



というわけで書いてきましたが、今回は邦楽オンリーになりましたね。他にもVAMPSやAA=やacid androidや雅もよかったのですが、北松好みの邦楽が豊作過ぎましたね。
洋楽Verは気が向いたら書きます。

来年はしょっぱなにno3bのアルバムが出るし、ラルクも活動再開してアルバムリリースも期待できるから楽しみでございます。